メンタルヘルス領域

メンタルヘルス領域とは

 現代は、ストレスに起因するうつ病や突然、動機や呼吸困難になるなどの不安発作に襲われるパニック障害、不安で仕事に行けない適応障害、中高年に多く見られる睡眠障害、アルコール依存症やギャンブル依存症などの依存症が増加しており、心の健康(メンタルヘルス)を維持することが難しい時代です。
 心の健康を維持し害さないようにするには、心の健康と心の病気についての正しい知識を持つとともに、積極的に他の人との関わりを持って社会に参加することが大切です。明るく楽しい気持ちで、自分らしく充実した人生を送ることの手助けになればと思っています。

研究内容

メンタルヘルス領域の取り組み

 心の相談窓口を設け地域の方々の心の相談を受け付けます。また、市民公開講座を開催し、睡眠やうつ病、認知症、ストレス、加齢などについて学ぶ機会を提供します。さらに、愛する家族が亡くなった時の強い悲しみ(悲嘆反応・グリーフケアといいます。)について学び、悲嘆に苦しんでいる方に寄り添う人材(グリーフサポーター)の養成に取り組みます。

研究員

飯田 英晴 

副所長・責任者(藍野大学短期大学部 副学長・教授)

〔著書〕
1.心理学がよーくわかる本(共著)秀和システム 平成20年
2.社会精神医学 心理学(共著)医学書院 平成20年
3.脳と心のプライマリケア第1巻 不安と抑うつ(共著)シナジー 平成22年
4.グリーフケアガイドブック(共著)京都グリーフケア協会 平成26年

〔論文〕
1.A community interventional trial of multimodal suicide prevention  
  program in Japan: A Novel multimodal Community Intervention program
  to prevent and suicide attempt in Japan.(共著)BMC Public Health
  8:315 平成20年
2.青少年の自殺予防-藍野医療フォーラム2008「青少年の自殺予防を考え
  る」を開催して(共著)藍野学院紀要22.117-118 平成20年
3.地域における自殺予防活動の重要性とNOCOMIT-Jの関わり(共著)
  精神神経学雑誌.110.3.216-221 平成20年
4.大学生が体験したいじめと自尊感情に関する調査研究―大学生の振り返
  りからー(共著)養護教諭教育実践科学研究、1(1)34-50、2014
  平成24年
5.葬儀において求められる接遇とはー遺族への心遣いの形(単著)
  月刊仏事 .66-67.2013 平成24年
6.葬儀社が行い得る遺族へのサポート(単著)月刊仏事 .62-63. 2014 
  平成24年

足利 学 

主任研究員(藍野大学短期大学部 第一看護学科 学科長・教授)

代表的な業績

  • 2019年11月13日 〔藍野大学短期大学部〕健康長寿講座~活き生きと死を迎えるために~にて、「グリーフケア」をテーマに講義
  • 2019年8月26日、31日 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士養成施設等教員講習会にて「青年心理学」の講義を担当
  • 2019年8月22日 〔藍野大学〕教員免許状更新講習にて「相談の技法」の講義を担当
  • 2019年7月27日 〔京都グリーフケア協会主催〕グリーフケアシンポジウム「死別前後のグリーフケアを考える 医療から葬儀の流れにおける思いやり」をテーマに講演